症状を改善しようと下記の事を行っていませんでしたか?
1.頭皮湿疹用の薬を塗った
2.フケとりシャンプーを使用
3.かゆみ止めのローションを頭皮に塗った
上記の様な対策をしても、頭皮の湿疹や赤み・炎症・フケ・かゆみの症状が全く改善されない場合、「脂漏性皮膚炎」の疑いがあります。
脂漏性皮膚炎とは?
【発症する部位】
頭部・顔・脇の下・股など皮脂線の多い所。
【症状】
赤みを帯びた湿疹、その周辺の皮膚の炎症、皮膚がフケのようにむける、痒みがある。
【原因 ~マラセチア真菌~】
増殖した真菌(マラセチア真菌)が分泌する酵素リパーゼにより、頭皮表面の皮脂が分解され、その時の副産物として遊離脂肪酸を大量に生成します。
この遊離脂肪酸が皮膚を刺激し、炎症・痒み・湿疹といった症状を引き起こしていたんです。
同時に皮膚表面のターンオーバーが早まります。
そのせいで皮膚がはがれ、『フケ』となって現れるのです。フケを気にして病院へ行く方で、脂漏性皮膚炎と診断される人は多いみたいです。
「どれだけ洗ってもフケが出る」という人は、「脂漏性皮膚炎」を発症しているかもしれません。
ではなぜ、マラセチア真菌が増殖するのか?
マラセチア真菌は、皮脂腺から分泌される皮脂を栄養にして増殖します。
なので、皮脂が過剰に分泌されてしまうことが、直接的な原因となっています。
逆にいえば、皮脂の分泌量を抑えればマセラチア真菌の増殖を抑えることが出来るのです。
皮脂が過剰に分泌される一般的な原因としては、
1. 脂っぽいものの食べ過ぎ
2. 糖分とりすぎ
3. ビタミン不足
4. 睡眠不足
5. ストレス
6. 目の酷使(パソコン・携帯)
7. 頭皮の皮脂の取り過ぎ。(洗髪過多)
8. 男性ホルモンの影響
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などなど、様々な要因が原因とされています。
一番の予防法は、とにかく皮脂の分泌を抑えることです。
僕も脂漏性皮膚炎でした
僕も「脂漏性皮膚炎」になりました。今のところ頭皮に赤みや湿疹は出てません。
完治したと言えばしたんですが、再発することはよくあるそうです。
ならないように予防をしているからです。
自分が脂漏性皮膚炎ではないかと疑った理由は、その時起こった症状です。
僕の症状
1. 頭皮が全体的に赤みを帯びている
2. 頭皮に湿疹が多数あり、頭皮全体的に発症する。
3. 痒みがある。
4. 頭部と顔の皮脂量が多い。
上記の症状が、脂漏性皮膚炎の症状に思いっきり当てはまっていました。
でも医者じゃないので、いくら症状が一致したからと言って、本当に脂漏性皮膚炎なのかは分かりません。
ではどうやって自分で見分けるのか?
見分けるには、
・薬を飲む
・薬を塗る
それぐらいしかありませんでした。
(僕の場合です。医者がどう言うかはわかりません。)
上記の症状から推測すると、皮膚科へ行っても、おそらく脂漏性皮膚炎だからということで、経口薬・外用ステロイド・ニゾラールローションを処方すると思います。
まあ効かなければ薬の使用を中止し、また別の原因を探る他ないです。
僕は病院へ行きたくなかったので、この方法にしました。
理由は禿げた頭を晒しに行く度胸なんて一切ないので、自力で何とかしようとした次第です。
その当時、僕が治療に使用したのは『ケタゾンシャンプー』という医療用シャンプー。
これから脂漏性皮膚炎対策を行う方は、ケトコロストシャンプーをオススメします。
ケタゾンシャンプーのほかに、有名なニゾラールシャンプーでもいいんですが、実は同成分のケトコロストシャンプーは500mlと大容量で、尚且つニゾラールシャンプーが1mlあたり14円程度なのに対し、ケトコロストシャンプーは1mlあたり7円とほぼ半額なんです。
安くてお得なのはケトコロストシャンプーなんです。
脂漏性皮膚炎に効果的な成分ケトコナゾール
シャンプーに含まれる、有効成分『ケトコナゾール』がマセラチア真菌を殺菌します。
ケトコロストシャンプーにはケトコナゾールは2%配合されています。それ以上の濃度は存在しません。逆に濃度の薄い1%というのもあります。(ニゾラールシャンプーのみ)
副作用についてですが、今のところ報告はないのでまず大丈夫かと思われます。
使用方法
ケトコナゾールは、AGAにも効果があると言われている成分なので、脂漏性皮膚炎も治療しながら、AGAも治療しちゃいましょう。
- 泡立てて頭につけ普通に洗う。
- 流す前に2分~3分くらいつけ置きしてから流す(有効成分ケトコナゾールを浸透させる為)
- 毎日は使用せず、週に3回。
- その他の日は通常のシャンプーのみ。
- 痒みや湿疹が引いてきたら、月一回とか油ものを多く摂取した日とかの使用頻度に切り替える。(予防のため)
以前使用していた、ケタゾンシャンプーやニゾラールシャンプーは、髪がもの凄くバサバサになるしツッパリます。なのでリンスは結構使っていました。
ケトコロストシャンプーに変えてからは、バサバサ感はほとんどありません。おそらく、ミルク成分が配合されているからなんだと思います。
脂漏性皮膚炎対策で、ケトコナゾール配合シャンプーを購入するなら絶対ケトコロストシャンプーの方がいいです。髪が突っ張らないし、薬品の臭いもありあません。
ケタゾンシャンプーやニゾラールシャンプーは「あれ?この人育毛剤つけてる?」みたいに薬品の匂いがスゴイします。リンスやコンディショナーでは匂いは消えません。
ケトコロストシャンプーは、いいにおいがするので、まずばれることはないでしょう。
使用期間
一ヶ月間使用し続けて、痒みとか湿疹が改善されない場合は、即病院へ行くべきでしょう。
効いてないのに使用を続けると悪化の恐れがありますから。
※僕の場合は1週間で痒みや湿疹が引きました。
効果が出てから徐々に使用頻度を下げて予防として使用するのがいいかと思います。
週に1回、2週間に一回など。
僕はもう月一回くらいです。
脂漏性皮膚炎は完治はしないようで、体が不調で免疫が低下するとすぐ再発するそうです。
焼肉とか脂っこいものを食べると皮脂がいつもより多く出て、翌日には湿疹だらけとかよくあります。
なので、その前日とかにケトコロストシャンプーを使用して予防するようにしてます。皮脂が増えるとマラセチア菌が増えてしまうので…。
使用しない方がいい人
キズや痛みがある人は基本的に使用しない方がいいと思います。ケトコロストシャンプーにはキズや痛みを緩和させる効果はないので。
頭皮が乾燥してピリピリしている方
やめた方がいいです。悪化します。
というか乾燥し過ぎでピリピリ・ヒリヒリしているら『脂漏性皮膚炎』ではない可能性もあるので別の対策を考えた方がいいです。
シャンプーを低刺激のものにするといいかもしれません。
現に嫁がそうでした。
乾燥して赤い頭皮をしていたのですが、フケやかさぶた状のものがあったのでこれは脂漏性皮膚炎だと思い、脱脂力の強いケタゾンシャンプーを使用したところ、悪化しました。
頭皮がひどい炎症、ただれ等の疾患がある方
炎症を抑える薬やステロイド外用薬を使用し疾患を治してからの方がいいです。
でもその前に、病院へ行くべきでしょうね。
シャンプーは低刺激のタイプにしてください。
薬局で買ったシャンプーの場合、おそらく刺激の強い『ラウリル硫酸~』や『~スルホン酸』が配合されています。
変更されるほうが良いかと思います。アミノ酸由来の洗浄成分を含んだシャンプーにしましょう。
また、脂漏性の方が湯シャンをするとかえって悪化させますので止めた方がいいです。
痒み・湿疹が倍増します。
どうしても湯シャンしたいのなら、食生活も改善させるべきでしょう。
皮脂が出にくい体質にしないと湯シャンはするべきではあません。湯シャンを行って脂漏性皮膚炎になった人も少なくありません。
湯シャンは健康な頭皮の人や皮脂量が少なくニキビに悩んだことの無いような人が、やるようなことでしょうね。
頭皮の皮脂を落とさないと、マラセチア真菌は増殖しっぱなしなので、皮脂はきちんとシャンプーで落としましょう。
早く治す為に『ビタミン剤』も
ディアナチュラ ストロング39アミノマルチビタミン&ミネラル150粒
皮膚炎などで病院へ行った時にも処方されると思いますが、ビタミンを摂取すると皮膚の修復や再生が行われるので早く治すには必須です。
ネイチャーメイドは髪の毛の必須成分である『アミノ酸』、皮脂の分泌を抑える『亜鉛』・『ビタミンB』など39種類もの栄養素が入っているので頭皮にも、髪にも良いです。
薄毛も併発している方は、脂漏性皮膚炎を早く治して育毛に専念しましょう。育毛は頭皮改善をしてからです。
コメント
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