脂漏性皮膚炎のせいで薄毛になってしまった人へ

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その前に、その薄毛の原因は脂漏性皮膚炎ではないと思います。

そもそも脂漏性皮膚炎で薄毛になるのは考えにくいからです。理由は薄毛の原因の60%以上が、男性ホルモンだからです。

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薄毛が『先』で脂漏性皮膚炎が『後』

順番としては逆なんです。

男性ホルモン(DHT)の影響で皮脂が増えて脂漏性皮膚炎に…と僕は考えます。

俗世間で言われている皮脂のせいで薄毛になるというのはほぼウソです。シャンプーや育毛剤を売るための口実。

このことに気付いている人も結構います。

薄毛の原因は他にも、内臓疾患系や甲状腺機能障害など色々考えられますが、脂漏性皮膚炎を引き起こしている場合、ほとんど男性ホルモンが原因。

男性ホルモンが影響している脱毛症の特徴として、抜け毛が細く短かい事が挙げられます。

男性ホルモンの影響で成長期が著しく短縮され、軟毛化しているんです。

結局のところ、脂漏性皮膚炎によって薄毛になることは考えにくい

話がそれてしまいましたが、前述のとおり脂漏性皮膚炎によって薄毛になることはまず考えにくいです。

ですので、脂漏性皮膚炎を治したからと言って薄毛が治るわけではないです。※ここ重要です。

ほとんどの方が薄毛の原因を脂漏性皮膚炎と思っているので『それは違うんだ』ということを知っておいてください。

もちろん薄毛治療する前に脂漏性皮膚炎を治すことが最優先ですが、それと並行して男性型脱毛症、または女性型脱毛症の対策を行っていく必要があります。

男性型脱毛症対策

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photo credit: mynameisharsha via photopin cc

男性型脱毛症に唯一効果が認められている成分はフィナステリドとデュタステリドだけです。

フィナステリドはⅡ型DHT(頭頂部の薄毛)に効果的で、デュタステリドはⅠ型DHT(前頭部の薄毛)とⅡ型DHT(頭頂部の薄毛)に効果的です。

Ⅰ型DHT?Ⅱ型DHT?

男性型脱毛症は強力な男性ホルモン(DHT/ジヒドロテストステロン)が原因とされています。

睾丸で作られた男性ホルモン(テストステロン)は血液を通して毛乳頭へ運ばれます。

その毛乳頭に存在する5αリダクターゼ還元酵素によって強力な男性ホルモン(DHT)に変換されます。

このDHTがレセプター(受容体)を通して、毛乳頭へ成長を遅らせる信号を発信し、脱毛へとつながります。

そして、このDHTはⅠ型とⅡ型の2種類に分けられます。

Ⅰ型DHTとは・・・

頭皮全域の皮脂腺内に存在する1型5αリダクターゼ+男性ホルモンからなるDHT。

頭皮全域で変換されるDHTなので、前頭部ハゲ+頭頂部ハゲ+全スカを引き起こさせる。

ただし、一般的なAGA(M字やてっぺんハゲ)より進行はかなり遅め。

現状、デュタステリド配合のデュタスやデュプロストを服用するしか対策はない。


デュタス(デュタステリド)
価格:約14,700円(為替レートにより異なる)

また、1型5αリダクターゼが原因で起こるのは、男性型脱毛症だけでなく、女性型脱毛症でも起こるのではないかと僕は推測しています。

私の嫁が実際そうなので、現在確かめているところです。

女性はフィナステリドやデュタステリドは服用できないので、スピロノラクトンで対応します。

スピロノラクトンとは、ニキビ治療にも使用される、1型DHT阻害薬です。

フィナステリドやデュタステリドの5αリダクターゼ阻害作用とは違い、DHTがレセプター(受容体)に働きかけるのを防ぎます。

ともに脱毛をふせぐので、最終的には同様の効果を発揮します。

2型DHTとは・・・

前頭部+頭頂部の毛乳頭部分に多く存在している、2型5αリダクターゼ+男性ホルモンからなるDHT。

前頭部のM字部分と、テッペン部分に多く存在するので、M字ハゲ+てっぺんハゲが引き起こされる。

側頭部や後頭部には、2型5αリダクターゼは存在しません。なので影響がなくフサフサなのです。

1型DHTより、進行がかなり早いのが特徴。

薄くなったかな?と気づいてからすぐに対策をしないと、ズル剥けになるらしいです・・・。

現状、フィナステリド配合のプロペシアやフィンペシア、より強いデュタステリド配合のデュタス+デュプロストしか対策はありません。

頭頂部のみ薄い人向け。前頭部(M字)の人はデュタスのほうが良い。プロペシアは高いのでこちらを購入したほうがいいでしょう。ジェネリックなので成分は変わりません。

脱毛抑制剤以外の方法

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抜け毛を防ぐだけなら、上記のフィナやデュタを使用すればいいのですが、発毛を促すには発毛促進系育毛剤が必須になります。

発毛促進系育毛剤ミノキシジル

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ミノキシジルは唯一の発毛促進剤として医学的にも認められています。

プロペシアやデュタスは男性ホルモン抑制剤ですから、発毛促進剤ではありません。

ミノキシジルの発毛作用として、血管新生と発毛促進因子の分泌の2つあります。

ミノキシジルの血管新生

血管新生とは、血管が新しく生まれることをいいます。

ミノキシジルが体内に取り込まれると、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)という成長因子が分泌されます。

この血管内皮細胞増殖因子(VEGF)は新しく血管を造る働きがあります。

頭皮には細かい毛細血管が張り巡らされていて、髪を造る毛母細胞に栄養や酸素を供給していますから、血管が増えれば増えるほど頭皮の髪の毛にはいい状態となるのです。

そのため、ミノキシジルには発毛効果があると言われているのです。

▼ミノキシジルは血管新生と毛母細胞の分裂促進作用で発毛したことが判明しました。

[NEW]ミノキシジルの発毛作用について

ミノキシジルの発毛作用

・VEGFの分泌促進(血管新生作用)
・IGFの分泌促進(FGF-7の分泌・毛髪の成長期の延長)
・FGF-7の分泌促進(毛母細胞の分裂促進)

簡単にいうとこんな感じになります。

まとめ

少し難しい話も出てきましたが、僕にとって『薄毛』は深刻な悩みです。

薄毛になったら育毛剤を塗ればいい。そんな知識しかなかったから効きもしない高い育毛剤を買い続けていました。

なので調べ尽くしました。

知識が無いせいで効果のないものばかり買ってしまうのですから。

知識があれば業者が言っているウソ・ホントは見抜けるようになります。

そうなれば、必ず『効く育毛剤』というのが分かってきます。

知識を付け、しっかり吟味する事。それが損をしない一番の方法です。

僕は20代前半という一番楽しい時間を失いました。

薄毛が原因で外出しなくなりましたので。

友達も減り、職場でも口数も減り、ほぼ孤立してました。

もちろん、何度も死のうと考えました。

あの時ちゃんと薬を使っていたらと…ちょっと後悔しています。

後悔しても時間は戻りません。

薄毛
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マネーバッファロー

コメント

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